レンジフードクリーニングの必要性とメリット【換気扇掃除でキッチンを清潔に】
2024/09/18
まだまだ暑い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?私は相変わらず、「マメにブログが書けない病」に悩まされております...。
さて、今回は換気扇・レンジフードクリーニングについて書いてみます。まだ9月ですが、気がつけばもう今年も終わり!?と言っているであろう年末の大掃除の参考にしていただければと思います。
もちろん何がなんでも年末じゃなくて良いんですよ!
1. 換気扇・レンジフードが汚れる理由とその影響
1.1 換気扇の油汚れが健康に与える影響
換気扇は、キッチンで発生する煙や油煙を排出する重要な役割を担っています。しかし、長期間掃除を怠ると、油汚れがファンやフィルターに蓄積し、吸引力が低下するだけでなく、健康に悪影響を与える可能性もあります。特に油汚れはアレルギーや呼吸器系に影響を与える恐れがあり、清潔な状態を保つことが重要です。
1.2 換気扇の汚れが溜まる3つの原因
汚れが溜まる主な原因は以下の3つです。
- 油の飛び散り: 調理中に発生する油煙が換気扇に付着します。揚げ物や炒め物をする頻度が高いほど、汚れも溜まりやすくなります。
- 室内の空気の汚れ: 室内の空気はハウスダストなどで外気よりも汚れていると言われています。その空気を吸い続ける事で、油のべとつきに埃などが付着し、汚れの塊となっていきます。
- 掃除の頻度不足: 定期的な掃除を行わないと、油汚れが積もり、簡単には取れない頑固な汚れに発展します。
2. 換気扇・レンジフード掃除の基本準備
2.1 換気扇掃除・クリーニングに必要な道具
換気扇掃除に必要な道具は、以下の通りです。
- ゴム手袋
- 古新聞やキッチンペーパー
- 重曹
- 食器洗い用洗剤
- ゴミ袋
- スポンジまたは柔らかいブラシ
- マイクロファイバークロス
2.2 換気扇・レンジフードファンの取り外し方
掃除の前に、換気扇のファンやフィルターを取り外すことが必要です。機種によって異なりますが、多くのレンジフードは簡単に分解可能です。ファンを取り外す際には、電源を必ずオフにし、慎重に取り扱いましょう。特にネジや小さな部品が無くならないように注意します。
また、換気扇内部は鋭利な部分が多いため、ケガにも注意が必要です。
2.3 換気扇掃除前に知っておくべき安全対策
換気扇掃除は油や洗剤を扱うため、滑りやすくなることがあります。掃除中は作業場を整頓し、こまめに手を洗って滑らないように注意しましょう。また、換気を十分に行いながら作業することも重要です。
3. こびりついた換気扇・レンジフード汚れを落とす方法
3.1 浸け置きによる換気扇クリーニングの手順
頑固な油汚れを落とすためには、「浸け置き洗い」が効果的です。大きなゴミ袋を使い、換気扇のファンやフィルターを浸け置きします。重曹を熱めのお湯に溶かし、部品を完全に浸けます。そこに食器洗い用洗剤を数滴入れる事で、界面活性剤が油の溶解を促進し、さらに溶け出した油が部品へ再付着を防いでくれます。入れ過ぎてもデメリットは泡が立ちすぎるくらいなので、汚れに応じて量は調整してください。1時間ほど浸けておくことで、油汚れが浮いてきます。その後、スポンジやブラシでこすり洗いをします。その際にも食器洗い用洗剤はとても効果的です。
3.2 重曹や洗剤を使った換気扇掃除のコツ
重曹は、アルカリ性の性質を持つため、酸性の油汚れを中和して分解します。また、環境に優しい点も魅力です。洗剤を使う場合は、界面活性剤が含まれているものを選ぶと、油汚れを効果的に浮かせることができます。
例外もあるかもしれませんが、ボトルを振って泡立つ洗剤には界面活性剤が入っていると思っていただいて大丈夫です。
3.3 換気扇・レンジフードの汚れポイント別対処法
フィルターやファンに比べて、外して漬け置きが難しいフードの外側や角の部分は、汚れがたまりやすい場所です。これらの部分は、油汚れが塗装面に固着し劣化する事が多くあります。そこにアルカリ洗剤を使用すると劣化した塗装ごと落ちてしまうため、そうなる前のこまめは掃除が大切になってきます。
4. 換気扇・レンジフード掃除を効率よく行う方法
4.1 温度を活用した換気扇掃除術
熱めのお湯を使うことで、油汚れが溶けやすくなります。特に50度~60度程度の熱めのお湯は、油を溶かす効果が高いので、重曹、食器洗い用洗剤と組み合わせて使用すると効率的です。
※熱湯では界面活性剤の働きが弱くなるという研究結果があります。
4.2 浸け置きと温度を組み合わせたレンジフードクリーニング
お湯に重曹を溶かし、ファンやフィルターを浸け置きすることで、油汚れが浮き上がりやすくなります。この「温度」と「浸け置き」の組み合わせは、時間と労力を大幅に節約できます。
4.3 汚れを触らずに落とすプロの換気扇掃除テクニック
油汚れがひどい場合、直接こすらずに、数時間浸け置きするだけでも効果があります。触らずに汚れを取るコツは、十分に浸け置き時間を確保することです。
5. 換気扇・レンジフード掃除の頻度と注意点
5.1 換気扇・レンジフード掃除の理想的な頻度
換気扇の掃除は、理想的には3ヶ月に1回行うのがベストです。調理の頻度が高い家庭では、1ヶ月に1回のペースで掃除することをおすすめします。定期的に掃除をすることで、油汚れの蓄積を防ぎ、掃除の手間も軽減されます。
5.2 換気扇クリーニングを怠ることによるリスク
掃除を怠ると、換気扇の性能が低下し、部屋に油煙がこもる原因になります。これにより、空気の質が悪化し、換気扇の寿命も縮まります。また、火災のリスクも高まるため、定期的なメンテナンスは非常に重要です。
6. 換気扇・レンジフード掃除後の汚れ防止策
6.1 掃除後の換気扇にリンスや柔軟剤を塗る汚れ防止術
掃除が完了したら、フィルターやファンに薄くヘア用リンスを塗ることで、油汚れが付きにくくなる効果が見込めます。リンスは滑りを良くし、次回の掃除が楽になる効果があります。また柔軟剤も+イオンを帯びているため、同じ+イオンを帯びた埃が付きにくくなるという裏技は様々な場所への応用も可能です。
6.2 換気扇フィルターの定期メンテナンス
定期的にフィルターを交換することで、換気扇自体の汚れを防止できます。市販のフィルターシートを利用すると、油汚れがフィルターに直接つくのを防ぐことができ、手入れが簡単になります。
7. プロに頼む換気扇・レンジフードクリーニングの選択肢
7.1 プロに依頼する換気扇クリーニングのメリット
自分で掃除する時間や手間が取れない場合は、専門のハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの手です。プロに頼むことで、頑固な汚れや細かい部分まで徹底的に掃除してもらえます。費用は通常1万円〜2万円程度が相場です。
7.2 換気扇掃除を自分で行う場合とプロに任せる場合の比較
自分で掃除を行う場合は、コストを抑えることができますが、手間がかかります。一方で、プロに依頼すると費用はかかりますが、時間を節約でき、確実な仕上がりを期待できます。
まとめ
この記事では、定期的な掃除の重要性を強調しつつ、効率的かつ実践的な換気扇掃除の方法を紹介しました。自宅で簡単にできる方法から、頑固な汚れに対する対処法、さらに専門のプロに依頼する選択肢まで、幅広いアプローチを提供しています。ぜひ、この機会に換気扇を定期的に掃除し、健康的で快適なキッチン環境を維持してください。
換気扇掃除は、見た目以上に重要な作業です。油汚れが蓄積することで、健康に悪影響を与えたり、火災のリスクが高まる可能性もあります。しかし、定期的なメンテナンスと適切な掃除方法を実践することで、そのリスクを大幅に減らすことができます。
また、温度や重曹を利用した効率的な掃除術は、自宅で簡単に実践できるため、ぜひ試してみてください。自分でできる掃除に自信がない場合や、頑固な汚れに対処しきれない場合には、専門のハウスクリーニング業者に頼ることも一つの手です。
適切な道具と手順で換気扇を清潔に保ち、快適で安全なキッチン環境を守りましょう!
それでは最後に気持ち良いビフォーアフター写真をご覧ください。
たくさんのご依頼を心よりお待ちしております!